園長先生のコラム

コラム 【 2022年12月号 】 「 アドベントに入りました 」

 キリスト教会の暦ではクリスマスの前4回の日曜日の期間をアドベント(降臨節)と言います。
イエスさまのお誕生を待つと言うことの意味は2022年前の最初のクリスマスに終わったのではないと思います。というのは私たちの心の中に毎年イエスさまがお生まれになってくださることを期待したいのです。

 明治の初め日本に宣教師たちがキリスト教を伝えたとき同時にキリスト教的文化も日本に入ってきました。
サンタクロース伝説もその1つだと思います。
 サンタクロースだけでなくプレゼントの交換やクリスマスに因んだ童話やお話がたくさんあります。
 「マッチ売りの少女」「幸せの王子」などです。少し感じたのですがこれ等お話の共通する部分は悲しいお話なのに心温まるは何だろうということです。それはそこに優しい心、他の人を思いやる心の大切さを忘れないこと。そしてたとえこの世のすべてを失うことがあっても神さまの愛が私たちを包んでくれるという喜びなのではないでしょうか。

 新型コロナ肺炎感染防止を徹底しながらも感染拡大第8派も危惧しています。
 その中で聖ヤコブ幼稚園ではローソク礼拝が始まりました。ページェント(降誕劇)の配役も決まりお歌の練習も始まりました。
 先日、園児のひとりが教会台所の換気扇を見て「換気扇お掃除してくれて羽根が白くくるくる回っている」と言っていました。扇風機を片付ける時ついでに換気扇も洗ったのを見ていたのですね。私たち大人では言われないと気が付かないことでも子どもの心にはちゃんと優しい心が育ってくれていることになぜか励まされた思いを持ちうれしく思いました。
 今年の聖ヤコブ幼稚園のクリスマスの献金は集めないことにしました。お金ではなく神さまに子どもがお捧げるすることができる笑顔や他を思いやる心や、現在愛され大切にされている自分があるということに神さまありがとう、パパ、ママありがとうと感じることを大事にしたいと思いました。素晴らしいクリスマスをお迎えください。

カテゴリー: 園長先生のコラム パーマリンク