園長先生のコラム

コラム 【 2019年11月号 】 「 秋深い11月 」

今年の「うんどうかい」は雨に悩まされ、結局日曜日の午後の開催でした。
結果的には良いお天気で朝から準備することができましたので、良かったと思います。
たくさんの保護者の皆さまやご家族の方々のご協力のもと盛会に終えたことを感謝します。
子どもたちにはきっと多くの思い出が出来たことでしょう。
転んでも立ち上がり、泣きながらも負けずに走る姿に感動を覚えます。勝ち負けにこだわらず一所懸命に協力しながら「うんどうかい」だったことに感謝でいっぱいです。
一雨ごとに秋が深まって気温が下がっていく速度に身体がついていかなく自律神経失調症を起こしそうですが、どうぞ皆さまもご自愛くださいますようにお祈りします。

さて、今年もあと2ヶ月となりました。
一日は長いのに1週間、1ヶ月は早く感じるのは僕だけでしょうか。1年ははもっと早く感じます。
僕にとって今年は2月に恩師である大濱徹也博士を天国にお送りしました。
また、5月には大学時代の恩師のお連れ合い岩谷京子夫人も安らかに召されました。
おふたりとも札幌在住でしたので今年は何度も北海道を訪れる機会がありました。
大濱先生におかれましては東京文京区にある女子学園にて「大濱徹也先生を偲ぶ会」の礼拝司式を仰せつかり400名を超える多くの大学の先生の中で緊張しながらも厳粛な礼拝を行えることができましたこと感謝です。

さて、教会では11月1日は「諸聖徒日」という亡くなった聖徒(逝去された信徒)の方々を偲び魂の平安を祈る日があります。(仏教のお盆のような日)
聖ヤコブ教会では今年の11月3日(日)午前10時30分から礼拝を行い、昼食後市内の青谷にある「聖ヤコブ共同墓地」にて「墓参の祈り」を行います。
秋はなぜか昔からある種の「寂しさ」を伴う季節ですが、6月に下血し大腸ガン覚悟の入院をした経験からなのか、今年は特に個人的には大きく感じます。
牧師と言う仕事を続けて40年になります。
振り返れば、その間に家族やまわりの方々に助けられながら多くの葛藤や悩み、虚無感、失望を乗り越えてきた思いはありますが、年々の体力の衰えも否めません。
どうぞこれからも皆さまのお力添えをよろしくお願いいたします。

幼児教育に特に力を入れるのは、実のところ子どもたちの30年後(恐らくは自分は生きてはいないであろう時代)を夢見てのことです。
すぐに結果は出ないけれども幸せな人生を歩んでくれることを願ってやみません。
それが教育と言うものであることを信じています。

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