園長先生のコラム

♪ コラム 【 2012年11月号 】 食欲の秋

一雨ごとに深まる秋です。「天高く馬肥ゆる秋」とはよく言ったものです。
雨が上がったあと、どこまでも澄みきった青空はなんて美しいのだろうと思います。
そして、山海の幸の豊富な秋です。ダイエットの必要な僕には過酷な季節です。
近頃では、ハウス栽培や養殖魚が多いので、食材の季節感があまり感じにくいとは言われながらも、この時期、肥え太ったサンマなど、それも安価で食べることができるのは、とても嬉しいことです。

ところで、サンマの塩焼き、内臓がこれまたおいしいのはなぜかご存知でしょうか。
サンマの消化器官は短くほとんどお腹の中に食べたものが残りません。
ですから、新鮮なサンマは内臓ごと美味しいのです。ときどき、お腹から鱗が出てくることがありますが、おそらくたくさんのサンマを網で引き上げる際にピチピチはねてつい飲み込んでしまったのでしょう。
夏には小さかったアジも今はかなり大きくなって美味しいですね。アジという名前は味が良いからアジと言われるようになったという説もあるぐらいです。
サバは冬には南の方、夏には北の方に移動します。ですから、春と秋にたっぷり身体に脂肪をつけて旅に備えるから秋サバは特に美味しいのです。
紅葉の頃に釣れるタイは「紅葉タイ」といい、タイもまた冬の間は深場に潜ってしまうので、貴重なのです。「桜タイ」というほど桜の咲くころまでお休みなのです。
ハマチ、そしてブリ、回遊魚が豊富な季節でもあります。
キノコ類も大好きです。大きなマツタケを先日何年ぶりかでいただきました。

秋ほどいろんな農作物、収穫果実が豊富な季節はありません。
ぜひ家族の食事の団欒で食材を話題にしていただきたいものですね。
僕は幼いころ、父や母から食材のお話を聞かされました。
今思えばそれが我が家流の「食育」だったのでしょう。
大豆 = おから + お豆腐 という方程式など、面白かったのを覚えています。
「お魚をお皿に盛るときは、左頭に腹手前」
「カレイとヒラメの見分け方は、腹を手前に置いて頭が左ヒラメに右カレイ」
結構楽しく教えてもらいました。
子どもたちと楽しく美味しいお食事をして元気に冬に向かっての身体づくりをしてゆきましょう。

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・・ 聖句と今月のみことば ・・

「無くした銀貨を見つけましたから、一緒に喜んでください。」

新共同訳 ルカによる福音書15章9節

イエスさまのたとえ話の中でも特に有名な「見失った羊のたとえ」のすぐ後に出てくる
「無くした銀貨のたとえ」の一節です。
イエスさまは「10枚持っていた銀貨の一枚を失ってしまったときには、家中くまなく探すでしょう。そしてやっと見つけ出した時、近所の皆さんに『一緒に喜んでください』というでしょう」
とおっしゃいました。本当にそうでしょうか。
無くした銀貨を見つけても近所の人にまで、そういいますか?
「あれ、おかしいぞ」というところから聖書の読み込みが始まるのです。
イエスさまのたとえ話の特色です。
一見わからないところがよく考えるととても素敵なお話がイエスさまのたとえ話なのです。
この箇所のポイントは、10枚の銀貨すべてがかけがえのない存在、つまり銀貨は私たちなのです。見失った銀貨の一枚、見失った羊の一匹が神さまにはかけがえのない存在ということなのだということです。

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