園長先生のコラム

コラム 【 2021年1月号 】 「 来年こそは良い年に 」

 年末になると喪中葉書が届きます。今年も多くの愛する人を天国に送りました。その中には新型コロナ肺炎だったかも知れない友もいます。2月に義母を天国に送り5月に恩師が急逝しました。9月に教え子に先立たれました。
 大学の講義も慣れない遠隔授業でした。たぶんその疲れが夏に出たのか体調を崩しました。幼稚園行事や教会の行事が中止や延期、分散型会議など、新型コロナ感染防止に振り回されあっという間に過ぎてしまった一年でした。
 このような混乱した世の中であっても聖ヤコブ幼稚園が何とか無事に年の瀬を迎えらえたことに感謝したいと思います。
 今年のクリスマスは例年にないほど「静かなクリスマス」になりそうです。教会のクリスマスの迎え方もそれぞれの教会によって密を避け、或いは飲食を伴う集会は出来るだけ控え工夫を凝らしたクリスマスを準備しているようです。時代によって違うのがもちろん行事というものでしょうが「最初のクリスマス」はどんなクリスマスだったのでしょう。今年は2021回目のクリスマスです。

 2020年前ユダヤの国(国と言ってもローマ帝国の属国)ダビデの町と言われるベツレヘムと言う片田舎の村、泊まるところがなかったマリアとヨセフは馬小屋に泊まります。その夜マリアは出産しました。幼子イエスさまは「ゆりかご」ならず飼葉桶に寝かされました。絹の布団ではなく藁のお布団でした。イエスさま誕生の知らせを受けた最初の訪問者は当時最も下層の民とされていた羊飼いでした。彼らには何のお祝いの品をもっていません。只々、天使から救い主の誕生を知らされて身一つで拝みに来ただけでした。明けて1月6日、3人の賢者(ガスパル:メルキオール:パルサザール)が到着しました。彼らは贈り物として3つの宝(黄金、乳香、没薬)を持参しました。同時に賢者らの後をつけていた悪王ヘロデ王の兵がベツレヘムにいる2歳以下の男の子をすべて抹殺するという恐ろしい出来事が起こります。救い主の誕生と言うにはあまりにも暗く恐ろしい現実であったようです。
 ヨセフは夢のお告げでマリアと幼子を連れて遠くエジプトへの逃避行に出発します。賢者が捧げた3つの宝は恐らくその後数年エジプトで暮らす生活資金となったでしょうか。そして最初のクリスマスは暗闇の中に輝く希望の光となっていくのでした。

 今年はコロナ禍の一年でした。来年こそ明るい光の年であることを祈念して止みません。どうか良い年をお迎えくださいますように。

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