園長先生のコラム

コラム 【 2020年3月号 】

2020年を迎えあっという間にもう3月です。
記録的な暖冬のせいか桜の開花予想も、例年より1週間以上も早いと言われています。それでなくても毎日が早く過ぎ去り、卒園・進級の日が迫ってきています。子どもたちも、インフルエンザや今年は新型肺炎という物騒な感染症の脅威にさらされながらも、元気に幼稚園に通っていますが、若干の不安と卒園、進級の期待に複雑な気持ちでいる毎日だと感じます。
「あと何日で卒園やなぁ」とカウントダウンがそろそろ始まりそうです。

毎年、3学期に入ると時期は1ヶ月ぐらいの幅はあるのですが、砂場に大きな山が何日もかけて築かれてゆきます。今年も出来ています。卒園式まで築かれては崩され、また大きな山が築かれます。特別に先生が作らせるわけでもなく、子どもたちが自主的に、否、挑戦的に築きます。

有名な教育学者ロバート・フルガムの著書に、「人生に必要な知恵はすべて幼稚園の砂場で学んだ」とあります。僕も本当にそのように思っています。
一人で山を築き、トンネル掘っても向こう側に手が届きません。落盤が起こって、手が土に埋まってしまいます。でも砂場で山を築くとき、友だちが向こう側から掘ってきて、ついに穴の中で指と指が触れあった時の感動というものは、忘れられません。そこでは、挫折感、協力する喜び、達成感といった、多くのドラマを体験します。幼稚園とはまさに、人生の最初の試練や克服、協力、美しさへの感動、他人への思いやり、悔しさ、人を赦すことなど、遊びを通しての多くの学び場と信じています。

年長の黄組の皆さんは聖ヤコブ幼稚園で学んだことに3つのお約束
①  誰にでも挨拶ができる子どもになりましょう。
②  「ありがとう」と感謝の気持ちを言える子どもになりましょう
③  「ごめんなさい」と素直に謝れる子どもになりましょう
を胸に刻み、勇敢に人生を光の子として歩んでいって下さることを、お祈り申し上げます。
年中の赤組さん、人数は少ないですが今度は年長の黄組です。
みんなを引っ張ってゆく機関車のように、力強く歩んでくださいね。
年少の桃組さんは、新しいお友達が4月から入ってきます。
仲よく遊んであげてくださいね。

聖ヤコブ幼稚園に赴任して10年の月日が流れました。
10年を記念し、園長のコラムをまとめたいと思います。
卒園式までにまとめられたら嬉しいです。

黄組の皆さんご卒園おめでとうございます。そして、ありがとうございました。

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