園長先生のコラム

コラム 【 2019年10月号 】 「 いよいよ、幼稚園、保育園の保育料無償化です」

とうとう、10月1日がやってきました。
消費税率が8%から10%に引き上げられるのと同時に国の増収分のうち7000億円が引き当てられ子育て支援の一環として数年来の悲願であった「幼稚園の授業料無償化」が10月1日をもって実現する運びとなりました。

当初は私立幼稚園と公立幼稚園の授業料の格差の是正を求めるところから端を発していたと思うのですが、紆余曲折して遂には幼稚園の新制度が始まり、新しい幼保連携型認定こども園など各市町中心の地域型子育て支援に移り変わってきたように思われます。
取りも直さず保護者にとっては、保育料の負担が軽減されることについて依存はありませんが、公立、私立、また、保育園と幼稚園一律に保育料の無償化ということは、いいかえれば「どこの幼稚園、保育園に行っても料金は同じ」と同義語なのでしょうか?」
つまり、教育基本法第3条の教育の機会均等、「すべて国民は、等しく、その能力に応ずる教育を受ける機会を与えられなければならないものであって、人種、信条、性別、社会的身分、経済的地位又は門地によって、教育上差別されない。」を本当に満たしているのだろうかと、考えてしまうのは僕だけなのでしょうか?
思い起こせば1980年4月、福井県小浜市のたった1つしかなかった私立幼稚園を教会立から学校法人化して幼児教育に携わり、39年間幼児教育に関わってまいりました。
その小浜の私立幼稚園でも多かった声が、「保育園に行くのが当然の家庭保育の現状なんでしょうが、この子にはちゃんとした幼児教育を受けさせてやりたいのです。なんとか夕方まで預かってもらえませんか?」というような要望です。
幼稚園での「預かり保育」というものが始まったのは、こういった要望に応えるためのものだったのでしょう。
夏休み、冬休み、そして春休みの長期預かり保育もそうです。
考えてみますと40年近くの幼稚園生活も「イエスさまの教えはどう何だろう?」の連続であったように思えます。

「あなたがたの中に、百匹の羊を持っている人がいて、その一匹を見失っていれば、九十九匹を野原に残して、見失った一匹を見つけ出すまで捜し回らないだろうか。」
ルカによる福音書15:4
「喜ぶ人と共に喜び、泣く人と共に泣きなさい。」
ローマの信徒への手紙12:15

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