園長先生のコラム

♪ コラム 【 2017年3月号 】 「 もうすぐ卒園:進級 」

ありがとう・さようなら ともだち ひとつずつのえがお はずむこえ
なつのひざしにも ふゆのそらのしたでも みんなまぶしくかがやいていた
ありがとう・さようなら ともだち
ありがとう・さようなら きょうしつ はしるようにすぎた たのしいひ
おもいでのきずが のこるあのつくえに だれがこんどはすわるんだろう
ありがとう・さようなら きょうしつ
ありがとう・さようなら せんせい しかられたことさえ あたたかい
あたらしいかぜに ゆめのつばさひろげて ひとりひとりがとびたつとき
ありがとう・さようなら せんせい
ありがとう・さようなら みんな みんな
ありがとう・さようなら みんな
                       作 詞:井 出 隆 夫
                       作 曲:福 田 和禾子

『ありがとう さようなら』は、NHK「みんなのうた」で1985年に初回放送された日本の独自の曲です。
1番では「ともだち」、2番では「教室」、3番では「先生」と、通い慣れた学校を卒業していく生徒が、お世話になった友達や先生、教室に感謝と別れを告げる切ない卒業ソングで有名です。
作詞は、『北風小僧の寒太郎』、『太陽がくれた季節』、など数多くの有名な作品を手がけたは井出 隆夫(いでたかお)さんです。
作曲は、『パジャマでおじゃま』、『そうだったらいいのにな』など子供向けの曲で知られる福田 和禾子(ふくだわかこ)さんです。

昔から1月は「行く」、2月は「逃げる」、3月は「去る」と言われます。
時の経つの早いものです。
3年前入園してきたばかりのときは泣くばかりで「帰りたいよう~お母さ~ん」と先生を困らせていた子、玄関から保育室に入らない子、お昼まで先生に抱っこしてもらっていた子、そのような少し心配だった子どもたちが立派に卒園の日が近づいて来る頃になると「小学生になるんだ」との意気込みが伝わってくる季節となりました。

聖ヤコブ幼稚園の3年間の幼稚園生活で学んだことは何だったでしょうか?
1.自分は決して一人ぼっちではない神さまに人から愛された大切な存在。
2.人生は必ずやり直せる。神さまは悔い改める人をすべて赦してくれる。
3.決して人を裁かない。赦しを請うものを赦す。苦しむ人に寄り添う。

卒園される黄組の皆さんに神さまの御祝福とお導きが豊かにありますように。
進級される赤組、桃組の皆さんの上にも神さまの愛が豊かにそそがれますように。
ご卒園、ご進級おめでとうございます。

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・・ 年主題聖句 ・・

「キリストはわたしたちの平和であります。」
~エフェソ 2章14節~

エフェソの信徒への手紙2章11節から22節は「キリストにおいて1つとなる」をテーマに書かれています。一致というのはこの書のテーマでもあります。「平和」の概念はギリシャ語ではおよそ戦争がない時期のことをいいますが平和(シャローム)は神の「真実」や「契約」などとともに用いられ「時期」よりむしろ平和な「関係」を示す語といえます。

・・ 聖句と今月のみことば ・・

「主はわたしの光、わたしの救い/わたしは誰を恐れよう。」
~詩編27章1節~

神さまに対する信頼を表明する詩篇の中で、最も美しいものの1つと言われているみ言葉です。苦難が大きければそれだけ信頼することの喜びを深めて行くという信仰者の心を表している詩篇です。導入部のこの1節に詩人の信仰が明らかに歌われています。人間は生まれれば必ず死にます。ですから死の影の谷を歩むのが常態です。(詩23:4)しかし、そこに命を強く印象付けるのは光であり、この命の光はヤーウェなる神さまなのだと告白しているのです。

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