園長先生のコラム

♪ コラム 【 2014年3月号 】 「 ご卒園おめでとう 」

「わたしは植え、アポロは水を注いだ。しかし、成長させてくださったのは神です。」                                                                         コリントの信徒への手紙Ⅰ 3章6節

年毎に月日が早く過ぎ去るように感じます。
僕が聖ヤコブ幼稚園に赴任した時一緒に入園した年長黄組さんが巣立つときがきました。3年が経ったのですね。2011年3月11日東日本襲った大地震と大津波、原発事故の直後でした。その年の入園式の日、園庭の桜がいつにも益して美しく咲き誇り、暗い気持ちに負けず未来に希望を持たせてくれたのを覚えています。
3年の間に子どもたちは元気に幼稚園に通いいっぱい遊んで、歌って、お祈りして、笑って、泣いて、ケンカして仲直りして成長してきました。

卒園式の日、幼稚園の先生方やお母さん方はたぶん泣く人もたくさんいることと思います。毎年なぜ泣くのでしょう。嬉しい日なのにね。齢のせいで涙腺が緩くなっているのでしょうか。今日で幼稚園とお別れなので少し寂しくて泣いてしまうのでしょうか。
それはきっと神さまからくれた大きなプレゼントに心が直接感動して感謝を現しているのだと思うのです。

2014年3月号の「園長のコラム」この聖句を選ばせてもらいました。
当時コリントの町の教会で信徒たちの間で「本当の指導者って誰?」という問題がありました。
アポロという有力な指導者がいました。もちろん創設したパウロもいます。
エルサレム教会には直接イエスさまの弟子であったケファと呼ばれるペテロもいました。
とかく人は団体運動が盛んになると分裂の危機にさらされます。セクト化が進むのです。逆に組織化が進むと形骸化が進む危機があるようです。
パウロは、そこで声を大にして言い放ったのです。「成長させてくださっているのは、神さまです。私たちは役割分担しているだけなのです」と。

幼稚園の先生たちも、お家のご家族方も子どもたちの成長に関して、役割分担して神さまのお手伝いをしてきたのです。
「黄組のおともだち、ご卒園おめでとうございます」
元気いっぱいこれからも神さまのみ守りのうちに光の子として歩んでください。

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・・ 聖句と今月のみことば ・・

「希望はわたしたちを欺くことがありません。」
新共同訳 ローマの信徒への手紙 5章5節

使徒パウロの教え、「信仰によって義とされる」ことが一番大切なこととして述べられている箇所です。この直前には、「信仰によって恵みに入れられ、苦難すら誇りにすること、つまり苦難は忍耐を、忍耐は練達を、練達は希望を産むからです。
そこで、今日の聖句です。
キリスト教の三元徳「信仰、希望、愛」の一つ「希望はわたしたちを欺かない」とつながるのです。

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