園長先生のコラム

♪ コラム 【 2013年12月号 】 「 平和の君の誕生を待つ 」

中国が新しく設定した防空識別圏が問題になっています。
東シナ海の日本固有の尖閣諸島が中国側は、中国の領土であると主張するところからの発想なのでしょうが、何ともきな臭い関係になってきています。

アルゼンチン沖500㎞にあるフォークランド諸島の領有権をめぐって1982年にアルゼンチンと英国が軍事衝突し2ヶ月あまりの激戦の末、英国軍が勝利しました。
双方に訳1000人の死者を出す戦いでした。
1990年2月に国交を回復しましたが、多くの犠牲者と多額の戦争費用のその後英国経済に暗い影を落としたことは否めません。

この戦争もアルゼンチンの内政状況が悪化したときガルチェリ大統領が国民の領土ナショナリズムを刺激して一致させようとしたように思えます。
今の中国も内政においてチベット自治区やモンゴル自治区の少数民族との問題や貧富の格差の拡大など問題は山積しているようです。
テロや暴動が頻繁に起こっているにも拘らず報道を規制して真実を国民に隠しているとも聞きます。

小さな島一つの領土権の主張から大きな戦争に発展することは歴史的に見ても大いに考えられます。

さて、ときは12月です。
イエスさまのご降誕を待つ心の準備の季節である「アドベント」に入ります。
今月の聖句の預言者ミカの時代はどうだったでしょうか。紀元前8世紀。
ユダヤの国は北方からは大国のアッスリアに北イスラエルは脅かされ、更に東方にはバビロニア帝国が力を持ち、南にはまさに数千年の歴史を持つエジプトに囲まれていたのでした。
今まさに国が滅んでゆくかもしれないという大きな不安の中にあって、なおも希望の「平和の君」の出現を待ち望む、「今月の聖句」はそのような預言者ミカのみ言葉なのです

今年も多くの災害や事故に見舞われました。
私たちはまた多くの友人、知人親類の方々を神さまのもとにお送りしました。
不安と不確定要素に満ちた世界であるからこそ、真の「平和の君」の誕生を待ちたいものです。

聖ヤコブ幼稚園の皆さま方に愛と恵みに満ちたクリスマスと新年をお迎えされますようお祈り申し上げます。

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・・ 聖句と今月のみことば ・・

「エフラタのベツレヘムよ、お前はユダの士族の中でいと小さき者。お前の中から、イスラエルを治める者が出る。」
新共同訳 ミカ書5章1節

紀元前926年にユダヤの国は南北に分裂してしまいました。
北イスラエル王国は北方の強大なアッスリア帝国に脅かされ続け預言者ミカが活躍する頃は風前の灯でした。南ユダ帝国も対岸の火事ではなく不安のなかにありました。ミカはその頃の預言者です。
本日のミカの預言、国は滅亡してもまた必ず再興するという希望に満ちたものでした。

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